ブータンの現地旅行会社【 ドゥルック・サクラ・ツアーズ 】です。
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 ポブジカ谷はブータンで最も美しいとされている名所の1つです。山々に囲まれたポプジカのような美しい谷はブータンの中でも珍しく、底が広いお椀のような形になっており、湿地帯です。ポブジカはワンデュポダン県に属し、西部と中央部を隔てて連なるブラックマウンテンの国立公園内に位置します。秋から冬にかけて広大な地にオグロ鶴の群れを見ることができます。

 

① オグロ鶴の観察(Black Necked Cranes)
 ポブジカはオグロ鶴の飛来地として有名で、毎年10月後半頃、チベットから500羽ほどのオグロ鶴がこの地にやって来て越冬します。ブータンでは“天国の鶴”として大切にし、保護に力を入れています。2月中旬からヒマラヤ山脈を越え、チベットに戻っていきます。鶴の鑑賞に最適な時期は、11月から1月です。数は少ないですが、3月頃まで見ることができます。鶴の生態は大変興味深く、チベットから飛来してくるときも、またチベットへ戻るときも、ポブジカの近くにある僧院ガンテ・ゴンバの上空を3回廻ると言われています。また、病気の鶴がいると、他の鶴が5日間かけてチベットからポブジカへ塩を運んで手当てするとも言われており、大変興味深く、賢い鳥だと知られています。
 鶴の観察は肉眼でも見えますが、湿地帯を見下ろすことができる丘に鶴のインフォメーションセンターがあり、そこから望遠鏡を使って見ることもできます。センター内には、ビデオ上映や写真、歴史、生態についての説明があり、オグロ鶴についてもっと知ることができます。

② ガンテ・ゴンバ(Gantey Goempa / ガンテ僧院)
ガンテ・ゴンバ  鶴が飛来する湿地帯から丘を登ったところに位置するこの僧院は、ブラックマウンテンを境界とすれば西側唯一のニンマ派の僧院であり、ブータン国内でもニンマ派としては最大の僧院です。ニンマ派の僧侶の他に約140人のゴムチェンと呼ばれる僧によって僧院は守られています。ニンマ派の高僧ペマ・リンパの孫にあたるペマ・ティンレイによって1613年に建てられました。ペマ・リンパの伝統的な宗教の教えは今なお、この僧院で教え継がれています。
オグロ鶴が上空を旋回するガンテ・ゴンバ

 ◆◆◆ 蛇 と 猪 の 伝 説 ◆◆◆
 ポブジカを流れる2つの川、ニカ川とゲ川をめぐって昔から言い伝えられる伝説があります。
 この2つの川は動物を表し、ニカ川は蛇、ゲ川は猪を意味しました。この2つの動物はかつてある約束を交わし、レースに挑みました。それは、もし蛇(ニカ川)が勝てばポブジカはたくさんのお米をもたらす谷となり、もし猪(ゲ川)が勝てばお米を作ることができないような谷にする、というものでした。レースでは蛇はくねくねと進まなくてはならず、その結果突進できる猪が勝ったことで、この谷はお米を作ることはできなくなった、という伝説です。ちなみに、ポブジカでは今日に至るまで環境的にお米を作ることは難しいのですが、じゃがいもは豊富に栽培されており、インドにも輸出されているほどです。
 ブータンにはこのように昔から言い伝えられている伝説がたくさんあります。ガイドから伝説を聞くのもその国を旅行する楽しみの一つです。

 

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